現代人に多い胃の不調。胃はストレスや疲労からすぐにコンディションを崩します。そんな胃の不調を助けるべく処方される医薬品、ネキシウム。ネキシウムを服用すればすばやく胃を修復することが出来ます。

十二指腸潰瘍の原因のほとんどがピロリ菌?

十二指腸は胃の出口から指を12本分並べた長さのところです。
胃と十二指腸がつながっている部分を球部といいますが、このあたりは胃酸の影響を受けやすく、もっとも潰瘍になりやすいといわれています。

空腹時に強い痛みを感じたり、胸やけがしたりした場合、もしかしたら、十二指腸潰瘍かもしれません。
その十二指腸潰瘍ですが、実は原因の約95%がピロリ菌によるものだと言われています。
ピロリ菌はウレアーゼという酵素をもっており、この酵素のお蔭で自分の周りをアルカリ性にすることができ、胃酸にまみれても生き延びられるという特徴があります。
このピロリ菌によって十二指腸の壁に傷がつくとその傷の部分が胃酸の影響を受け、穴が開いてしまいます。
そのことによって十二指腸潰瘍になるわけです。

ピロリ菌は衛生環境の影響を受け、感染します。
戦後の不衛生な時期を経験してきたであろう70歳以上の人はほとんどがピロリ菌に感染しています。
また、その時代の人を親にもつ人も感染している可能性が高いです。
ピロリ菌に感染している人が口移しで食べ物を子供に与えるといった行為も感染の原因になるからです。
このピロリ菌ですが、一度感染すると除菌しない限りは生き続けます。

そのため、十二指腸潰瘍と診断がついた場合、まず、ピロリ菌の有無を確認します。
内視鏡検査で組織の一部を採取して調べる方法や尿素呼気試験、血液検査、便検査などがあります。
各種検査でピロリ菌の存在が確認されたら、除菌を行います。
除菌は1週間、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗菌剤をのみます。
除菌後6週間から8週間後に尿素呼気試験で除菌が確実に行われたかどうかを確認します。
患者の体質によって、1回で除菌しきれない場合は薬を変えて二次除菌を行います。

もちろん、この除菌と並行して十二指腸潰瘍の薬も服用します。
除菌に成功し、症状も落ち着けば、治ります。
ちなみにピロリ菌に感染していても十二指腸潰瘍にならない方もいます。

ピロリ菌の他にも原因は存在する?

十二指腸潰瘍の原因はピロリ菌だけではありません。
他にも薬剤が原因となるステロイド性十二指腸潰瘍や非ステロイド性十二指腸潰瘍があります。

ステロイド剤の代表的なものにプレドニンがあります。
この薬は喘息や関節リウマチ、膠原病などで使われる治療薬です。
強い薬なので、もともと量を調整しながら飲んでいく薬ですが、難病に対し使われるため、長い期間飲み続けることになります。
ステロイド剤は胃酸の分泌がされやすくなるのに対し、粘膜保護に対する力が弱まるため、潰瘍になりやすいと言われています。

そして、もう一つの非ステロイド薬が原因となるものですが、多くは消炎鎮痛剤によるものです。
これをNSAIDs(エヌセッズ)潰瘍と呼んでいます。
消炎鎮痛剤の副作用として消化管粘膜傷害が挙げられます。
傷のついたところに胃酸があたると潰瘍になるのです。
消炎鎮痛剤はドラッグストアで簡単に手に入れられます。
生理痛や頭痛で買ったことがあるという人もいるでしょう。
手に入れやすい薬が原因となることを考えれば、NSAIDs潰瘍の人は多いでしょう。

また、ステロイドとの関係でいえば、関節リウマチの場合、ステロイド剤も使いますが、関節の痛みを和らげるために消炎鎮痛剤も使います。
どちらが原因かというところまでははっきりとしていないようですが、統計的に十二指腸潰瘍の原因としては、非ステロイド剤によるものの方が多いようです。

薬以外の原因として考えられるものがストレスです。
よく冗談で「ストレスで胃に穴があく」などと言いますが、実際に影響するのです。
ストレスが強くなると自律神経のバランスが崩れます。
自律神経が乱れると粘膜の血流が悪くなり、結果的に粘膜が弱くなり潰瘍を形成するのです。